失敗したところ
今回は実際に暮らし始めて「こうしとけばよかった……」といった後の祭りポイントの紹介です。
シャッターは基本全部電動にすべき
1階の腰窓・掃き出し窓には雨戸シャッターが付いています。標準仕様では全て手動開閉式です。
以前住んでいたアパートで初めて雨戸シャッターの存在を知り、特に寝室は完全に真っ暗にできるということで頻繁に開け閉めしていました。
ただ実際のところ、手動シャッターは開け閉めするために窓を開けないといけないのが少し面倒です。その経験を踏まえて、寝室のシャッターだけは電動にしました。
寝室のシャッターを電動にしたことは間違いなく正解でした。ところが、いざ暮らしてみると「リビングも電動にすりゃよかった……」という気持ちになってしまいました。
先の記事で書いた通り我が家ではプロジェクターを使用していますが、これはリビングで使用しています。明るい時間にプロジェクターを動かすときはカーテンを閉めればいいか……と考えていたものの、実際やってみると窓とカーテンのすき間から入ってくる光がそこそこ投影面に当たって、これが結構気になりました。
そうなるとカーテンではなくシャッターを閉めるかということになるのですが、プロジェクターを起動する度に窓を開けてシャッターをよっこいしょと閉めるのは意外と面倒です。
また、これも先の記事で書いたホスクリーンですが、まさにシャッターを閉めたい窓の前に設置しているので、洗濯物を干している状態だとそもそも窓を開け閉めする際に邪魔という問題があります。
という具合に家を建てる前に想定していたよりもシャッターの開閉回数が多くなっており、これなら電動にした方が良かったな……と思いました。
手動でも別に困るものではないが、電動にしておくとライフスタイルが変わるものだというイメージを設計時にできていませんでした。
一か所だけ、常にシャッターを閉めっぱなしで運用している窓があるのですが、これについては特に問題になっていません。
それを踏まえると、「閉めっぱなしで運用する前提でないのなら、シャッターは全部電動にした方がいい」というのが教訓です。
ただ、調べてみると手動シャッターを後から電動化するソリューションもあるようなので、お金に余裕が出てきた頃にやろうかなと考えています。
浴室ドアの奥方向に浴槽を設置すべき
失敗した向き |
よく考えたら、これまで住んだことのある家はどれもドアの横ではなく奥に浴槽が配置されているパターンばかりでした。特に何も考えずに風呂を洗っていましたが、まさかこんな落とし穴があったとは。
トイレの窓は不要
トイレの電気をつけなくても真っ暗にならない程度にはしたいなと思い、低めのFIX窓(06003サイズ)を付けました。
ところで、窓は通常の壁と比べて断熱効果が低いことが知られています。つまり、トイレに窓があるとトイレが寒くなるんですね。オール樹脂サッシ+FIX窓ならそんなでもないんじゃないかなあと思っていましたが、実際暮らしてみると冬はやっぱり寒いです。
さらにこれは自分の問題ですが、これまで住んだ家は全てトイレに窓が無く、トイレに入るときには必ず電気を点ける癖がついているために、明るい時間でもトイレに入る前には電気を点けてしまっており、窓を付けた意味がまるで無い状態となっています。
トイレに窓を付ける際は自分の生活パターンも考慮して、本当に必要か? ということはよく考えましょう。
コンセントの位置
定番中の定番ですね。うちでも「ここにもつけりゃよかった……」が発生しました。
コンセントはちょっと多すぎないか? くらいでもいいと思います。
下屋根への落雪
うちは2階よりも1階が広い間取りとなっているため下屋根を作る必要がありました。2階の屋根の勾配を下った方向に付いています。
入居してすぐの頃、関東では珍しく大雪が降り、うちの屋根にもそれなりに積もりました。
その翌日以降雪が溶けてくるのですが、2階の屋根から落ちた雪が下屋根にガンガン落ちてきてしまいました。家にいる間はデスクの前に座っていることが多いですが、ちょうど下屋根がある位置にデスクを配置しているので、落雪の度に屋根からドンドンいってうるさいのなんの。
とはいえこのレベルの降雪は数年に一度なので、我慢すればいいという話ではありますが……。
今時点で失敗したなあと思う点はこのくらいです。
「3回建てないと理想の家にならない」とはよく言ったもので、我が家も上記のような不満点が出てはいるものの、今のところは建てて良かったという気持ちの方が強いです。10年後どう思っているかはわかりませんが……。
これから家を建てようと思っている方の参考になればと思います。
このシリーズはここで一旦区切ります。今後家関連で何か新しく導入した、といったようなトピックがあれば気が向いたときに書くかもしれません。
なお、設計時には全く考慮していなかった太陽光発電システムを既に導入するというイベントが発生しているので、これについてはそのうち書く予定です。
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