2024年8月13日火曜日

10年ぶりくらいに一からPCを組んだ

これまで自宅で使っていたデスクトップPCは、Core i7 9700K + GTX 1060 という構成でした。
このPCは2013年に組んだのが最初で、そこからパーツをちょくちょく入れ替え続けて今の構成となっています。
ここ最近はアトリエくらいしかゲームをしていないので、これでも特に不満は感じていなかったのですが、Cities Skylines 2をやってみたら重すぎて超低画質にしないとろくにプレイできなかったことや、先日のTest Drive Unlimited (TDU) 新作のデモもプレイするのがかなり厳しいという状況だったこともあり、この先の正式リリースにも備えて、そろそろPCを新しくしたいなと考えていました。

また、ゲームをするうえでのスペックの不満とは別に、個人的な興味でProxmox VEなどの無料ハイパーバイザを試してみたいなと考えていて、そのためのマシンも欲しいという気持ちがありました。
それなら今のPCをハイパーバイザの検証用に回して、メインのPCを新しく一から組むかと思って組みました。ちょうど夏のボーナスも出たし。

組んだPCのスペックは以下の通り。

CPU AMD Ryzen 7 7800X3D
M/B ASRock B650 Steel Legend WiFi
RAM Crucial CT2K32G48C40U5 DDR5 PC5-38400 32GB x2
SSD WESTERN DIGITAL WD Blue SN580 NVMe WDS100T3B0E 1TB
GPU MSI GeForce RTX 4070 GAMING X SLIM 12G
CPUクーラー noctua NH-U12A
電源 Fractal Design Ion+ 2 Platinum 660W FD-P-IA2P-660
ケース COOLER MASTER Silencio S600 MCS-S600-KN5N-S00

自作PC始めてそろそろ20年くらいになるけど、ここにきて初めてのAMD。
年々CPUとグラボの相場がどんどん上がってる気がする。2016年にGTX1060を買ったときなんて3万円台だったのに、今回はグラボだけで9万円くらいした。高すぎるだろ。

PCは静かであればあるほど良いと考えている人間なので、パーツを選ぶにあたっては静音性を特に重視しました。ケースを選定するにあたって店にも足を運んだりしたのですが、最近はガラス張りで中身を見せるケースが主流のようですね。個人的には別にPCが光ってほしいとは全く思っておらず、サイドパネルに吸音材が貼ってあって中身が見えないようなやつで全く問題ないです。
電源もセミファンレス仕様のやつで、基本的にファンは停止状態、負荷が大きくなったときだけファンが回るようになっています。noctuaのCPUクーラーも静音重視なら鉄板ですね。
実際これで机の横に本体を置いていますが、本体からのノイズは全く聞こえません。アイドル状態ならケースに耳をつけてようやくファンの駆動音が聞こえるとかそんなレベルです。除湿器のコンプレッサー音の方がはるかにうるさい。

さて、新しいPCでどれだけゲームが快適にできるようになったのか? といきたいところなのですが、組んだ後もアトリエしかやっておらず、未だに重量級ゲームを一度も起動していないという体たらく。強いて言うならWindowsの起動はかなり早くなりました。電源投入後、Windows起動画面のくるくるが一度も回ることなくログイン画面が表示されています。おそらくNVMeが効いてるのかなと。
TDU新作がリリースされたら本領発揮ですかね。

2024年5月18日土曜日

30代前半独身男性が家を建てた話(3)

この記事は以下の記事の続きです。

失敗したところ


今回は実際に暮らし始めて「こうしとけばよかった……」といった後の祭りポイントの紹介です。

シャッターは基本全部電動にすべき


1階の腰窓・掃き出し窓には雨戸シャッターが付いています。標準仕様では全て手動開閉式です。
以前住んでいたアパートで初めて雨戸シャッターの存在を知り、特に寝室は完全に真っ暗にできるということで頻繁に開け閉めしていました。
ただ実際のところ、手動シャッターは開け閉めするために窓を開けないといけないのが少し面倒です。その経験を踏まえて、寝室のシャッターだけは電動にしました。

寝室のシャッターを電動にしたことは間違いなく正解でした。ところが、いざ暮らしてみると「リビングも電動にすりゃよかった……」という気持ちになってしまいました。

先の記事で書いた通り我が家ではプロジェクターを使用していますが、これはリビングで使用しています。明るい時間にプロジェクターを動かすときはカーテンを閉めればいいか……と考えていたものの、実際やってみると窓とカーテンのすき間から入ってくる光がそこそこ投影面に当たって、これが結構気になりました。
そうなるとカーテンではなくシャッターを閉めるかということになるのですが、プロジェクターを起動する度に窓を開けてシャッターをよっこいしょと閉めるのは意外と面倒です。
また、これも先の記事で書いたホスクリーンですが、まさにシャッターを閉めたい窓の前に設置しているので、洗濯物を干している状態だとそもそも窓を開け閉めする際に邪魔という問題があります。
という具合に家を建てる前に想定していたよりもシャッターの開閉回数が多くなっており、これなら電動にした方が良かったな……と思いました。
手動でも別に困るものではないが、電動にしておくとライフスタイルが変わるものだというイメージを設計時にできていませんでした。

一か所だけ、常にシャッターを閉めっぱなしで運用している窓があるのですが、これについては特に問題になっていません。
それを踏まえると、「閉めっぱなしで運用する前提でないのなら、シャッターは全部電動にした方がいい」というのが教訓です。

ただ、調べてみると手動シャッターを後から電動化するソリューションもあるようなので、お金に余裕が出てきた頃にやろうかなと考えています。

浴室ドアの奥方向に浴槽を設置すべき


失敗した向き
浴室の向きは正直あまり考えずに画像の向きにしたのですが、これだと浴槽を洗う際にドアを閉めておかないとシャワーの水を浴室の外に飛ばしそうになるということに建ててから気づきました。
よく考えたら、これまで住んだことのある家はどれもドアの横ではなく奥に浴槽が配置されているパターンばかりでした。特に何も考えずに風呂を洗っていましたが、まさかこんな落とし穴があったとは。

トイレの窓は不要


トイレの電気をつけなくても真っ暗にならない程度にはしたいなと思い、低めのFIX窓(06003サイズ)を付けました。

ところで、窓は通常の壁と比べて断熱効果が低いことが知られています。つまり、トイレに窓があるとトイレが寒くなるんですね。オール樹脂サッシ+FIX窓ならそんなでもないんじゃないかなあと思っていましたが、実際暮らしてみると冬はやっぱり寒いです。
さらにこれは自分の問題ですが、これまで住んだ家は全てトイレに窓が無く、トイレに入るときには必ず電気を点ける癖がついているために、明るい時間でもトイレに入る前には電気を点けてしまっており、窓を付けた意味がまるで無い状態となっています。
トイレに窓を付ける際は自分の生活パターンも考慮して、本当に必要か? ということはよく考えましょう。

コンセントの位置


定番中の定番ですね。うちでも「ここにもつけりゃよかった……」が発生しました。
コンセントはちょっと多すぎないか? くらいでもいいと思います。

下屋根への落雪


うちは2階よりも1階が広い間取りとなっているため下屋根を作る必要がありました。2階の屋根の勾配を下った方向に付いています。
入居してすぐの頃、関東では珍しく大雪が降り、うちの屋根にもそれなりに積もりました。
その翌日以降雪が溶けてくるのですが、2階の屋根から落ちた雪が下屋根にガンガン落ちてきてしまいました。家にいる間はデスクの前に座っていることが多いですが、ちょうど下屋根がある位置にデスクを配置しているので、落雪の度に屋根からドンドンいってうるさいのなんの。
とはいえこのレベルの降雪は数年に一度なので、我慢すればいいという話ではありますが……。

今時点で失敗したなあと思う点はこのくらいです。
「3回建てないと理想の家にならない」とはよく言ったもので、我が家も上記のような不満点が出てはいるものの、今のところは建てて良かったという気持ちの方が強いです。10年後どう思っているかはわかりませんが……。
これから家を建てようと思っている方の参考になればと思います。

このシリーズはここで一旦区切ります。今後家関連で何か新しく導入した、といったようなトピックがあれば気が向いたときに書くかもしれません。
なお、設計時には全く考慮していなかった太陽光発電システムを既に導入するというイベントが発生しているので、これについてはそのうち書く予定です。

2024年5月12日日曜日

【備忘録】GL-MT6000でゲストネットワークを有線でも使う

WebのAdmin PanelからゲストWiFiを有効にすると、br-guestというブリッジインタフェースが作成される。
これはデフォルトだとra1(2.4GHz用インタフェース)とrax1(5GHz用インタフェース)のみが登録されるが、これに有線LANのインタフェースを追加することでゲストネットワークを有線でも使うことができる。

事前にLuCIにて、br-lanに登録してある有線インタフェースのうち、ゲスト用に回したいインタフェースの登録を削除しておく。
あとは /etc/rc.local に brctl addif とかコマンドを書いておけば再起動後も自動的に反映してくれる。

2024年5月6日月曜日

30代前半独身男性が家を建てた話(2)

実際に建てた家の間取り図ではないです
この記事は以下の記事の続きです。

設計


ローンの仮審査が通ると実際に建てる家の設計に入ります。
設計士との打ち合わせは全部で5回で、それまでに決まらない場合は1回ごとに追加料金が発生します。このあたりはハウスメーカーによって異なるかもしれません。

間取り

初回の打ち合わせの前にヒアリングシートを渡され、それに家族構成やどんな家を建てたいかという情報をまとめて提出します。具体的に家の要件が決まっている場合はその情報も出すと良いでしょう。
余談ですが、この手のヒアリングシートは一般的な家庭を想定して作成されているので、妻や子供の年齢を書く欄があったりします。独身男性である自分にはどうすることもできませんでした。
自分は間取り図も描いて一緒に出しました。間取り図を描くときは以下のツールを使いました。間取り図から内外装の3Dも起こしてくれる優れモノ。
間取りを作成するにあたって、以下のコンセプトを取り入れました。
  • 一人暮らしなら1階で完結する間取り(1階にリビング・寝室・水回り全て入れる)
  • 玄関からの冷気を生活の導線に入れない(玄関とリビングをドアで仕切り、リビングから寝室・キッチン・洗面脱衣所・トイレに直接アクセスできる)
  • 来客の寝室として和室を一つ(できれば1階にしたかったが、入りきらず2階になった)
事前に出しておいた情報を基に、初回の打ち合わせで設計士が「たたき台」となる間取り図を作成してきてくれます。
これを基にリテイクなど行っていき、3回目の打ち合わせくらいまでには間取りが確定します。
最終的に1階が62平米、2階が46平米となりました。1階部分だけ見ると、一人暮らしには大きすぎず、ほどよい広さになったと思います。

内外装仕様

間取り図と同時に、内外装の仕様を決めていきます。
土地のどこに家、駐車スペースを配置するか、屋根の形をどうするか、外壁のサイディングをどうするか、サッシの色・グレードをどうするか、玄関ドア、壁紙、床材、室内ドア、etc...
とにかく決めることがたくさんあるのですが、「何を決めないといけないのか」という情報が事前に得られていなかったことについてはその場で決めないといけないこともしばしばありました。これもハウスメーカーによるかもしれませんが。
さらに平行して、TOTOやLIXILなどの水回りメーカーのショールームも見に行ってキッチン・風呂・洗面所・トイレに何を入れるかを決める必要があります。ショールームには基本的に家族連れしかいないので独身男性一人で行くと浮きます。
自分は当時無職だったのでスケジュールにも余裕を持って回ることができましたが、普通に働いてたらかなりしんどいんじゃないかと思う。

外壁のデザインをどうするかなかなか決められなかったのですが、3月に車でお伊勢参りをしてきた際の道中に見つけた家でこれだ! というものがあったので、それを参考にしました。迷ったら他人の家を見ましょう。

電気図

間取り図が確定したら電気図も作成します。どこにコンセントやスイッチ、照明を配置するかというやつです。
自分は各部屋に有線LANを引きたかったので、光コンセントのすぐ近くに各部屋へ通じる空配管を入れてもらいました。配線作業をやってもらわなかったのは工賃分をケチったからではありますが、Twitterでも時々流れてくるようにLAN配線は割と業者との間でトラブルの火種になることがあるようなので、結果としては良かったかもしれません。

最終確認

最終打ち合わせでこれまで決めた仕様を全て確認します。
ただ、これまで話に出てこなかったものが含まれている可能性もあります。自分のときは外壁側の自然給気口の色の確認が漏れており、外壁がアイボリーなのに給気口カバーが黒になってしまいました。
そのほか、最終確認時に訂正を入れたはずなのに、後から出てきた最終図面に反映されていなかったなんてこともありました。とにかく出てくるものは全て確実に確認が必要です。雰囲気に流されないように気を付けましょう。

外構

設計士との打ち合わせが終わると、今度は外構担当の方との打ち合わせがあります。こちらは1回で終わります。
外構は意外と予算の落とし穴になっていることが多いので注意が必要です。自分は庭いじりの趣味は一切無いので、家回りの砂利敷きと、玄関前に車の転回スペースとして40坪ほどの砕石と転圧を入れただけなのですが、それでも結構な金額になってビビった。

こだわりポイント


ここからは設計した中で、こだわりを持って選んだポイントの紹介です。

オール樹脂サッシ

標準仕様ではアルミ樹脂複合サッシでした。令和の時代にアルミなんかありえないだろということで、値段は一切見ずにオール樹脂サッシを入れました。
サッシはYKK APとLIXILから選べますが、ガラスの色が好みだったのでLIXILにしました。ペアガラスですが、後述のアクアフォームと合わせてこの冬まあまあ快適に過ごせたので、茨城県南ならトリプルガラスまでは入れなくてもいいかなというのが個人的な感想です。

アクアフォーム

発泡ウレタン吹付の断熱材です。標準仕様ではグラスウールでした。
グラスウールで気密を確保するのは施工のうまい職人でないと難しいという情報があったため、施工レベルも含めて確実に気密を確保するなら発泡ウレタンだよねということで選びました。
実際、ハウスメーカーの手違いで入居後2週間くらいは真冬にもかかわらずエアコンなしで過ごす羽目になってしまったのですが、デロンギのコンベクターヒーターをガンガンに動かすことで(本来そういう使い方をするものじゃない)、なんとか暮らせるレベルの暖は取れていました。
ここ数日は暑い日がありましたが、室内に入るとエアコン無しでもひんやりしているのでそれなりに断熱効果はあるのかなと思います。

ルフロ400+スクエアフロー

ルフロ400はダクト式の第3種換気システムです。 住宅で一般的に使われる換気システムには第1種と第3種があります。第1種は給気と排気どちらにも機械を使うもので、第3種は排気のみに機械を使うものです。熱交換換気システムなどは第1種に該当します。
第3種換気を使うデメリットとして、外気をそのまま取り込む故に給気口からの冷気が寒いということがよく言われています。ただ、これは給気口をエアコンの吹き出し口近くに設けることである程度緩和することが可能です。実際うちもエアコンの近くに給気口を設置しました。エアコンを暖房運転していれば特に寒さを感じることはありません。特にこのスクエアフローという給気口は形状が工夫されており、給気口からの冷気が直接下へ落ちていくことが抑えられています。
エアコン下の四角いやつが給気口(スクエアフロー)
換気システムを入れない場合、24時間換気はトイレと風呂の換気扇だけでまかなうことになります。家全体の換気を考えるとこれだけではとても換気量が足りないだろうと考え、ルフロ400を導入しました。
本体は洗面脱衣所の天井裏に格納されており、ダクトを介して室内各箇所にある排気口とつながっています。
ルフロ400本体
排気口。1階は洗面脱衣所、キッチン、トイレ、土間収納に設置

土間収納

玄関横に土間スペースを作って土間収納としました。タイヤやらスキーやらを置いておくのにマジで便利。外で使うものをとりあえず置いておく場所として優秀すぎるので、あっという間に散らかるのが難点。

土間収納

プロジェクター用壁紙

プロジェクターの映像を壁に直接投影するための壁紙があります。普通の壁紙よりも模様がきめ細かくなっており、壁に直接投影しても気になりません。
クソデカスピーカーと合わせて独身戸建て一人暮らしの象徴として活躍してくれています。

ホスクリーン

ラジオCMでよく聞くアレです。昇降式になっていて、使わないときは天井に貼り付かせることができます。
普通に洗濯物を干しているときもそこそこ高い位置で干せるので、下からサーキュレータを回してやることで部屋干しでもしっかり乾きます。

これらのこだわりを持って入れたものについては期待通りに運用できており、総じて満足しています。ただまあ、実際に暮らし始めると設計時には見落としていたあれやこれやが出てくるものです。次回はそのような話をまとめます。

続き↓

30代前半独身男性が家を建てた話(1)

家を買いました。

家を買う理由は人それぞれだと思いますが、多くの人は結婚を機に……とか、子供が出来たから……といった理由でしょう。独身で家を買ったという話は時々聞くものの、間違いなく多数派ではないと思います。
そういう意味では単純にコンテンツとして面白いかもしれないというのと、そもそも家を買うということ自体が人生で一度あるかどうかという大きなイベントなので、自分用の記録も兼ねて家を買ったときの話をまとめることにします。

長くなりそうなので複数回に分ける予定。最初は契約に至るまでの話なのであまり面白くないかも。

動機


「ガレージが欲しい!」

車が好きな人なら誰もが一度は考えることだと思います。例に漏れず自分もそうです。
以前札幌に住んでいた頃、住んでいたマンションから2分ほど歩いたところにシャッター付きのガレージを借りていました。車を雨風にさらさずに済み、札幌という豪雪地帯でありながら雪下ろしも不要、1.5台分くらいの幅があったため外に出さなくても簡単な整備ができる。その時の経験から、やっぱガレージ欲しいよなあという思いを強く持つようになりました。一方で、先に書いた通り家からやや歩かなければいけないというデメリットがありました。

一旦実家に戻ったのを経て、守谷に引っ越して一人暮らしを再開し、新居に越す直前まで住んでいたアパートでは、屋根は無いものの、玄関を開けたら目の前に車があるという生活になりました。
これもとても良かった。荷物を出し入れするために車を家の前まで持ってくる必要もないし、整備中に道具が足りないということに気付いてもすぐに取りに行ける。
朝、寝室のカーテンを開けると車が見えるという副次的な良さもありましたが、これはまた別の話。

といった具合に、札幌でガレージの良さを知り、守谷で家の前に車がある生活の良さを知ったため、じゃあ次は家の前にガレージだとなるのは自然な流れでしょう。
元々モノとしての家が好きだということ、車社会での暮らしが自分に合っていたということ、このあたりは持ち家比率が高く、割と現実的な値段で家が買えるということがあって、守谷に住み始めて間もなく近場の土地・新築・中古問わず色々な物件をインターネットで眺めていました。

結婚願望との折り合い


一方で、結婚する前に家を買ってしまうのか? という葛藤もありました。
ただ、結婚したいか? という問いに対して0か1なら1なのですが、0から100のどのくらいかと言われると50くらいというのが正直なところであり、実際に茨城県の結婚支援事業に登録して2年間活動していたものの良縁には恵まれなかったので、なんかもういいかなという気持ちになってきていました。とはいえ完全に諦めたわけではないので良縁があったらお待ちしております。
ちなみに茨城県は全国ワーストの男余り県だそうです。

本格的に動き始める~契約


婚活がどうでもよくなってからは、物件情報をインターネットで眺めるだけでなく、実際にハウスメーカーや不動産屋へ問い合わせたり現地を見に行ったりしました。
本格的に動き始めて、家とは別棟でガレージを建てるには100坪くらいあった方が良いということ、予算的に家とガレージ同時にやるのはちょっと無理そうということ、相場と広さと立地を考えると大体このエリアということがわかってきた頃、以前土地を見に行った業者から条件にほぼ完璧に合致する土地を紹介されてしまいました。2023年1月のことです。

実はこの頃転職が決まっており、2月末に退職、3月いっぱい無職で4月から次の会社ということになっていました。
このタイミングで家買うのマジ? という気持ちもありましたが、あまりにも条件にピッタリだったので、これを逃したらそれはそれで後悔しそうだなという思いが日に日に強くなり、思い切って契約することにしました。
結果的には無職期間にじっくりと時間を取って家の設計をすることができたので、これはこれでよかったのかもしれません。

なおこのころコロナ禍等の理由で守谷をはじめ、つくばエクスプレス沿線の土地の値段はみるみる上がっていました。不動産屋から聞いた話ですが、土地の需要に対して供給が全然追いついておらず、売主のほぼ言い値で仕入れているような状態なんだそうです。インターネットにも出物はほとんどなく、良い土地はインターネットに出てくることなく売れるなどと言われていました。結果として自分もそのパターンになってしまったわけですが。

契約した業者は土地+これから建てる新築(標準仕様、床面積30坪)と合わせていくら、という方法で売っているところです。一般的に言うところの建築条件付き土地にあたります。
調べていた中で、「あのハウスメーカーで建てたいな」という気持ちはあったのですが土地が出てこず、結果的に土地も用意してきたこの業者で契約することになりました。

買った土地について


守谷市からはギリギリ外れて、つくばみらい市の調整区域の土地を買いました。
調整区域というと一般的には家を建てられない土地として知られていますが、茨城県では調整区域に家を建てるための条例がいくつかあります。有名なところでは、いわゆる「10年特例」制度でしょう。これは茨城県で家探しをしたことがある人の多くが知っていると思います。
自分が買った土地は「区域指定」に該当します。これは市街化区域との線引き前から存在する既存集落などに適用されるもので、エリアが明確に定められています。エリアの地図は市の公式サイトなどで閲覧可能です。

エリア内であれば建築物に一定の条件はあるものの(とはいえ設計時に気にすることはなかった)、誰でも家を建てることができます。
ちなみに守谷市には区域指定に該当するエリアはありません。

住宅ローン仮審査


まだ正式な退職前でしたが、勤務先には転職先の情報を書いて(不動産屋の指示)住宅ローンの仮審査を出しました。内定通知書と採用条件通知書があればその情報を基に審査してくれるようです。
これ以前に他の物件を見に行った際にも仮審査を出しており、審査は通るものの希望額より減額されるというパターンが2回続いていましたが、幸い今回はすんなり通りました。転職して年収が上がったからのか、会社の信用も上がったからなのかはわかりませんが。

一旦ここまで。家の設計の話に続きます。

続き↓

2018年12月9日日曜日

レガシィのはなし

この記事はカー Advent Calendar 2018向けに作成したものです。
https://adventar.org/calendars/3301

ここのブログも長らく放置を決めていた間に、車が変わって気づいたら2年以上経過していました。
今日はその車の話をします。

車について

みんな知ってるスバル レガシィ(BP5)です。この型では最終型のF型になります。
購入時の走行距離は約55600kmでしたが、既に93000kmを超えてしまいました。
いじる趣味はあまりないので、ナビを自分で取り付けた以外はノーマルです。

何故買ったのか

端的に言えば、それまで乗っていたインプレッサスポーツワゴンを事故で廃車にしてしまったからです。凍結路面でブレーキが全くかからず前の車に追突という間抜けな事故で、幸い相手の車も人間もダメージは全くありませんでした。自分の車とメンタルだけが凹む中で修理の見積もりを出したら40万円と言われてしまい(当時車両保険には入っていなかった)、40万で買った車を40万で直すのかと考えて躊躇し、結局廃車にしました。

当時は車が無くても全く問題ない生活圏に住んでいたのですが、いざ車がなくなると精神的なストレスがかなり大きく、やっぱり車がないとダメだということで事故の翌月には中古車屋で大声出しながらボールペンと印鑑を握っていました。

2016年3月末、めでたく納車となりました。
最初の写真は納車の翌週に石狩厚田の駐車場で撮ったものです。今年になってあのあたりに道の駅ができたそうですね。

どんな車?

旅に出たくなる車です。

高速走行時の安定性は非常に高く、長距離走るのはかなり楽な部類の車だと思います。
車体サイズのわりにホイールベースが短く、パワーのあるエンジンと相まってワインディングも十分楽しめます。

あと大事なことですが、完全に足を伸ばして車中泊が可能です。
リアシートを倒してマットレスを敷き、枕と寝袋を用意すれば完全にベッドと化します。

走ってヨシ、寝られてヨシ、荷物も積めてヨシと一台で何でもできる優等生ですが、周りのオタクらが乗る車と比べると尖ったものに欠けるので面白くない人には面白くないかもしれません。
人生を共に生きる道具としては非常に満足しています。

思ひ出

まあとにかくこの車であちこち出かけました。
中でも一番思い出深いのは去年夏に北海道ほぼ1週みたいなことをやったことでしょうか。

レガシィを買ったときはまだ北海道に住んでいたので休日に道内あちこちを駆け回って道の駅のスタンプを集めていたのですが、全制覇まであと10か所くらいを残して転職で道外へ出てしまったので、その残りを埋める旅でした。しかも渡島半島東部、根室、稚内と極地ばっかり残してしまっていたので、1週間で3000km以上走るというどえらい旅でした。
詳細については私の2017年8月11日~20日のツイートを漁ると色々出てきます(まとめるのが面倒くさい)。
https://twitter.com/search?l=&q=from%3Atixlupin%20since%3A2017-08-11%20until%3A2017-08-20&src=typd&lang=ja

 その後も北陸エリアの道の駅を全制覇するなど、

とにかくあちこち走り回っているので、休日しか乗らない車なのにもかかわらず納車から2年で3万キロ走っていました。今後もまだまだ走ります。

まとめ

レガシィはいいぞ






2015年12月13日日曜日

Xperia Z系に丁度いい車載ホルダー

※本記事で対象としているのは本体左側面に充電用端子を搭載しているXperiaです。なので厳密にはXperia Aなども含みます。逆に端子が無いZ5系は対象外。

運転しながら地図を確認したい人なので、ドライブに出かける時は写真のようにナビアプリを起動したスマートフォンをダッシュボード上に設置しています。

車載ホルダーは各社から様々なものが発売されていますが、Xperia Z1 f (SO-02F) との組み合わせで実際に1年間使ってみて非常に良いと思ったものがコレです。


カー用品、トラック用品、ドライブグッズ 槌屋ヤック株式会社/カーアクセサリー/携帯電話関連/収納(ホルダー)/PZ-635
 http://www.yacjp.co.jp/accessory/PZ-635.html

一般的な車載ホルダは上下または左右から端末を挟み込むような形のものが多いですが、このホルダーは隙間へ端末を上から入れるというような固定方法(厳密には固定されていない)をとっています。固定した端末の下部をフリーにできるのが特徴で、Xperiaを横に設置すればマグネット充電端子へ簡単にアクセスできます。そこへサードパーティー各社が販売しているXperia専用マグネット充電ケーブルをダッシュボードの中を通すなどしてうまく隠してやれば、見た目もすっきりして非常に良いです。僕の場合は、シガーソケットからUSBで電源を取り、ダッシュボードの中に充電ケーブルを通して天面の時計パネルの隙間から出しています。

ダッシュボードへの設置は一般的なゲル吸盤なので、ホルダーそのものの外れやすさについては特に他のものと変わらないと思います。少し前に峠のカーブを走行中に吸盤が外れて助手席へ吹っ飛んでいくというアクシデントもありましたが、半年に一度外れるかどうかなのでそれほど気にしていないです。