今回はMPDの設定から、実際に音楽ファイルが再生できるようになるところまで。
1. MPDの設定ファイルを編集
root権限で/etc/mpd.confを開く。最低限確認すべき場所は以下の二つ。13行目付近
music_directory "/var/lib/mpd/music"音楽ファイルを置くディレクトリ。他の場所にしたい場合はそのパスを記述する。
自分は以下のように設定した。
music_directory "/home/share/music"設定した/home/share/musicのパーミッションを777に設定。後々のことを考えるとこうした方が楽かと。
69行目付近
bind_to_address "localhost" ↓ bind_to_address "0.0.0.0"
保存したらMPDを再起動する。
# /etc/init.d/mpd restartこの状態で他のマシン上のMPDクライアントからCuBoxへ接続できる。
上で設定したディレクトリへ音楽ファイルを置けば再生可能。
再生可能なファイル形式までは確認していない。今のところ確認したのはFLACのみ。
2. MPDクライアントについて
MPDは純粋に「音楽を再生する」機能しか備えていない。「再生」「停止」「次の曲へ」などの「操作」はMPDクライアントから行う。
実際に使ったクライアントだけご紹介。
Mac OSX
・Theremin
http://www.macupdate.com/app/mac/24688/theremin
「MPDクライアント」なんて言葉だと人によってはとっつきにくく感じるかもしれないが、実際にはこのように一般的な音楽プレーヤーアプリと何ら変わらないUIとなっている。
Windows Phone 7
・sevenMPC
http://www.windowsphone.com/ja-jp/store/app/sevenmpc/32895bc8-01ae-4dd1-a736-70c9eb40b169
スクリーンショットが撮れないので、どんなUIなのかはMarketplaceのURLから確認してください。
こちらも特に癖のない操作性となっている。
他にも多数のMPDクライアントが存在する。何がいいかは自分で触って判断してください。
http://mpd.wikia.com/wiki/Clients
音楽再生環境の構築はこれで終了。
設定等に関しては気が向かない限りこれ以上書く予定はないので、何かカスタマイズしてみたいとかそういうことは各自でチャレンジしてみてください。
音質についての話は特にしません。某「電力会社によって音が変わる」コピペをネタだと楽しめる人であれば満足のいくレベルだと思います。
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