今回はDebianのインストール後に行う最低限の設定と、MPDをインストールするところまで。
1. IPアドレスの固定
インストール直後はIPアドレスの取得方法がDHCPになっている。IPアドレスが起動の度にころころ変わっていては、この先サーバとして使う上で不便極まりないので、これを固定にする。root権限で/etc/network/interfacesを開き、以下のように編集する。
ちなみにviの挙動がおかしいことがあるので、nanoで開くことを推奨。
設定項目はそれぞれ、
address: CuBox自身のIPアドレス
network: ネットワークアドレス
netmask: サブネットマスク
broadcast: ブロードキャストアドレス
gateway: デフォルトゲートウェイ
dns-nameservers: DNSサーバのIPアドレス、半角スペース区切りで複数設定可能
IPアドレスの値は各自の環境に合わせて設定すること。
保存したら再びroot権限で以下のコマンドを実行し、設定したIPアドレスを適用する。
# /etc/init.d/networking restart
この先はSSHで操作した方が良いと思う。お好みで。
インストール時にSSH Serverを選択してあれば、最初からTCP22番でログイン可能。
2. 文字化け対策
インストール直後はターミナル上で日本語ファイル名などを表示しようとすると文字化けしてしまう。ちゃんと日本語を表示できるようにする。root権限で以下のコマンドを実行する。
# dpkg-reconfigure locales
表示された画面で「ja_JP.UTF8 UTF8」を選択する。
操作はカーソルキーとTabキー、Spaceキーで。
再起動後に設定が反映される。
3. 必要なパッケージのインストール
apt-getで以下のパッケージをインストールする。・alsa
・alsa-tools
・mpd
インストールが完了したら以下のコマンドを実行し、ミキサーが表示されることを確認する。
$ alsamixer
ちなみにここで音量を変更しても、再度alsamixerを開くと元に戻っている。音量調節はDAC側で行うしかないようだ。
この時点で、何かしらの音楽ファイルを再生すれば光デジタル出力端子経由で音を鳴らすことができる。以下のサイトなど、適当な処からwgetでwavファイルを拾ってきてaplayで確認するといいだろう。
http://www.soundjay.com/button-sounds-1.html
また、apt-getでmpdをインストールした時点でdaemonが開始されているので、
訂正(9/28):インストール直後の初期設定ではlocalhostからの接続のみでした。外部ホストから接続するには設定ファイルを編集する必要があります。
次回はMPDの設定についてです。
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